2008年8月24日日曜日

”カンチョー”チョコはご勘弁!

中国で日本語文字がそのままパッケージに使われるのが多い商品は何といってもスナック系のお菓子です。まったく意味不明の日本語”あならしの味”から、うーん気持はわかるんだけどねえという”選な果実”というものまでいろんなものに出会ってきました。もちろん”の”平仮名ははいたるところに。

でもインドではこんなものが。”カンチョー(Kancho)”スナックです。しかもロッテから出ている。ちゃんとインドロッテ、チェンナイと書いてあります。カンチョーってハングルでは何か違う意味があるのか?はたまたヒンズー語では違う意味があるのか?




とってもかわいい顔のパッケージが怖くてまだ開けていません。

2008年8月23日土曜日

国立博物館

デリー中心街にある国立博物館です。外国人入場料が300ルピー、カメラ持ち込み料も300ルピーというこちらではとてつもない高い料金です。インド人は10ルピーです。あまりにも不公平!!

でも展示内容はそれなりのものがあったと思います。インダス文明の発掘物がこれでもかというくらいたくさん。多いのは彫刻類。仏像、ヒンズー、ジャイナなどが年代別にずらりと並んでいます。

外国人は日本人がいっぱい、韓国系、中国系もいます。

でも部屋によっては寒いこと寒いこと。とても展示物を見てはいられません。台北の故宮博物館も冷蔵庫のように寒かったのを思い出しました。





入口。入場料に音声ガイド料金が含まれています。ちゃんとした日本語もあって受付のお姉さんも片言の日本語をしゃべります。







アショカ王の詔勅。教科書にものっていた有名な非殺生を説いたものです。何の変哲もなく前庭に置いてあります。最初イギリス人は文字の解読ができなかったので何の事か分からずギリシャ人が作ったという説も出たそうです。







入口をはいるといろんな彫刻がずらりと並んでいます。







仏陀の誕生を描いた彫刻。初期の仏教はお釈迦様の像を描かなかったので布があるだけです。


これは本物のガンダーラ。




とても神秘的な仏像。見る角度によって印象が全く違います。こんな顔の人が実際にこちらにはいます。



本物のお釈迦様の骨が入っているのだそうです。本当でしょうか?ちょっと安っぽくない?

2008年8月16日土曜日

独立記念日はみんなで禁酒だって!

こちらの店員はとても人懐っこくフレンドリーな人が多くていろいろと話しかけてきます。どこから来たとかどこで働いてるは当たり前としてもなぜか名前を聞かれます。

久しぶりにショッピングモールのレストランに入ったらウエイターからこの質問。そのあと「今日は独立記念日なんだ」という話になって「日本の独立記念日は?」と聞かれました。思わず「うん、いつだっけ?」と考えたけど...そんなものはあるわけないでしょ!

「アジアの端っこだったから植民地にはならなかった。だから独立記念日はないんだよ。」と答えておきました。このあたりの国はほとんど植民地だったから独立記念日があるのが当たり前なのでしょう。でもこれが中国だととてもこんな会話をウエィター相手にできません。そもそも8月15日はできれば日本人は目立たないようにしていなければいけないとの指導があるくらいですから。

そのあと「今日は全国禁酒日、お酒は出しません」と言われました。この近くに一軒だけあるそれなり高級ホテルのバーラウンジにも「当局のお達しにより本日アルコールは出しません」とのお知らせが。独立記念日なのにお祝いのお酒も飲めないとは無粋なこと極まりない、と思うのは我々の考え方かも。

実はビールが切れかかっているので昼間買いに行こうかと思ったらどこも閉まっていました。まさか全国的に禁酒日だったとは。

←左の店がはすぐ前にある小さいビール屋。ビールしか売っていません。しっかり閉まっています。



ところが...

もう一軒の酒屋の前を通りかかるとオヤジがビールの缶を抱えて歩いている。そんなはずはないと思ってよく見ると店の前に人だかりが。閉まったシャッターの下のほうに猫が通れるくらいの窓があいていてそこからビールが出てきます。周りには車がたくさん止まっていて遠くからも買いに来ているようです。





















やはりこちらの人も本当はお酒でお祝いしたいんじゃないでしょうかね?

2008年8月15日金曜日

独立記念日


8月15日はインドの独立記念日。13日にオフィスに突然国旗と小さな凧が机に飾られ14日(イブ)にはお菓子が配られさらに風船まで飾られました。こんな華やいだ雰囲気の記念日は日本ではないでしょう。中国でも国慶節は特にここまではやりませんでした。




←これは凧のミニチュア。凧はデリー市内の屋上から夕方上がっています。なんでもラブレターをつけて女性の部屋まで上げるという優雅な習慣があったとか。










←名前を聞くのを忘れたお菓子。ほとんど砂糖の塊。一個食べてギブアップです。






多民族・多宗教国家なので国としてのまとまりを強めるという意識が強いのかもしれません。中国はなんだかんだと言っても漢民族とその他少数民族という構図で宗教的には均一化していますがこちらは様々な宗教、人種、文化がごった煮状態ですから。

一方昨今爆弾テロが起きているので大使館からはこんな通達が。

前略--「特に多くの人が集まる公共の場所、駅、市場、バス停および宗教施設等には、可能な限り近づかないよう十分ご注意ください。」--後略

私の住んでいる付近には駅はないけど、「市場、バス停、宗教施設」だらけでこれに近づかないで会社にもいけません。それにいたるところ一日中人がうじゃうじゃしていて「人の集まる場所」に近づかない限り生活できないんですけど。「十分注意」と言われても。それよりその気になれば怪しげに放置された袋とかいかにも”テロリスト”という風体の人だらけなんですが。

「白線まで十分に下がってお待ちください」なんていうアナウンスが懐かしいです。これもそれとおなじ位まったっく意味のない”十分”ですね。

2008年8月9日土曜日

インド十二支

先日デリー市内の幹線道路を像が歩いているのを初めて見ました。東京でいえば山の手通りというところでしょうか。デリー市内で見ることはできるというのは聞いてはいたのですが実際に見るまで信じられませんでした。確かにいます。こちらの人に聞いたら働いているのだそうです。原油高だからますます価値が高まるかもしれない。ショベル、ローラー、リフトとこなせるのではないでしょうか? あまりにもあっという間だったので写真を撮り損ねました。

で、これも先日、朝窓の外を見ると猿が二匹います。これにはちょっとびっくり。


リスは毎日盛んに動き回っています。忍者のように壁を這うことができるとは知りませんでした。



これまでに見た動物

牛:このあたりではバッファローが朝と夕方隊列を組んで川べりへほぼ自主通勤しています。
犬:日中死んだようになって寝ているので踏みつけないようにしないと危ない。
猫:滅多に見ることができません。野良の犬、牛、猿など競合が多いので生きていくのが難しいのかも。
猪:ノイダではまだ見たことがありません。
リス:いたるところにいます。
ネズミ:リスほど見掛けることはありません。
馬:荷物を運んでいる馬がいっぱいいます。
蛇:コブラではありませんでしたが蛇使いが近所にいました。
山羊:道端でつながれて飼われています

まだ見ていないがいるといわれている動物
ラクダ、クマ

これでインド十二支

2008年8月2日土曜日

フマユーン廟

ユネスコ世界遺産に登録されているフマユーン廟に行ってきました。デリーの東側にあって川向こうのノイダからは近いところにあります。1565年、ムガル帝国の王妃ハージ・ベグムが死んだ夫フマユーン帝のため(階段から落ちて死んだらしい)に建設、これを基にタジマハールができたそうでタジマハールの原型と言われているそうです。




王様としてはどうやらあまり大した人物ではなかったらしい。失礼!


時期的なものなのかあまり人気がないのか見物客は少ないのですが中はとてもきれいに整備されていて一角では職人がたくさんいて修復工事をやっています。

日本語を勉強しているという5-6人の青年団と出会っていろいろと説明してくれました。最初はどうしても金目当てかと疑ってしまうのですが本当に日本語の勉強がしたかっただけでした。疑ってごめんなさい。



園内いたるところにリスだらけ。近くにきてうろうろします。



世界遺産の門の一角で昼寝をする贅沢な野良犬。