2008年7月26日土曜日

デリー空港税関

(デリー空港税関のホームページの写真です。本文に出てくる登場人物とは一切関係ありません。念のため。)


ほぼ一週間ぶりにデリーに帰ってきました。すべての手続きを順調に終わり出口に来たところで茶色の制服のおじさんが私に聞きます。

茶色の制服:”ラップトップは持っているか?”
私:”はい持っております”
茶色の制服:”何台持っているか?”
私:”2台持っております”
茶色の征服:(やった!と喜んだ顔で)”それではあなたは関税を払わなければならない!輸入は1台までだ!”
私:でも一台は仕事で使うこちらの会社のもの、もう一台は私が使う個人用。2台とも新品ではないし輸入じゃないと思うんですけれど?”

としばらく問答をしていると突然こっそりと耳打ちします。

茶色の制服:”私に200ドル払えば通してあげようではないか”

と誠にもってご親切な申し出。でも200ドルはいくらなんでも高いだろ!

私:”わかりました。じゃあ領収書を出してください。会社に請求しますから。”
茶色の制服:(ちょっと顔色が変って)”そ、それは...出せない”

私:”じゃあ払えないです。通ってよろしいでしょうか?”と行こうとすると
茶色の制服:”それではあそこに行って関税を払いなさい!”

と白い制服の税関職員のいるところを指差します。
こちらの職員に説明をしたら最後は無罪放免”行ってよろしい”

で、最終ゲートのところでまた例の茶色い制服のおじさんがこっちを見るので

”お金は払ってないですよー”

と報告をして無事出てきました。でも次回からはちゃんとドキュメントを持ってくることにします。

教訓:あんまり吹っかけすぎるとすべてを失う。夜も遅かったし10ドルだったら払ったかもしれない、なんてことを考えてはいけません。

*ちなみに茶色の制服は税関ではないと思います。

2008年7月25日金曜日

北京オリンピック前 その2

前門という天安門広場の南側にある古い街並みが大改修中。東京でいえば浅草のようなところで演芸場とか老舗の店などがある趣のあるところだったのですがそろそろオープンするというので行ってみると周りは封鎖されていて関係者以外は立入禁止。8月4日にオープンするとのことです。

でもところどころ囲いが破けているところがあって中がのぞけます。メインストリートはチンチン電車(といっても実際は蓄電池で動くらしいです)が走るようになっています。




近くの元北京駅は鉄道博物館になるらしく看板だけは出来上がっています。


南側から見るとこんな具合。これも囲いの敗れたところから覗きこんで撮りました。本当に8月4日にオープンできるのか?


一本横道はまだまだ工事中。映画のセットの裏側みたいですが本物です。


古い劇場。閉鎖されているのになぜか切符売場に人が?


ここが一番の目抜き通り(のはず)。珍しい夏の青空。規制の努力が実ってきたのか?


工事区域から外れた横道にある古い「客桟」。小さい旅館のことだそうです。


なかはもちろんもう旅館ではなく6畳くらいの部屋に人が住んでいます。


飾り付けを書いている職人。まったく下書きもなくいきなり書いていきます。


横道は一年前までは日本人にはまず予想もつかないほどとてつもなく猥雑な雰囲気で汚い路地でしたが見違えてしまいました。きれいになったのはなんだか残念な気もします。

でもこちらでは街一帯を一斉に工事してそれも短期間に完成させる、利権関係が複雑な日本ではとてもできないでしょう。

2008年7月20日日曜日

北京オリンピック前

一か月ぶりにまた北京に帰ってきました。帰りの高速から空港行の地下鉄が動いているのを確認。10号線も開始しています。建設中のビルもいたるところ完成まじかのものが増えており2年前と比べるととてつもない変化です。

で、これも工事中だった故宮のなかでも一番大きい太和殿が完成したとの記事を見たので早速行ってみると...


                  近寄ってみると極彩色ピカピカ!




とにかくすごい人で中を見るためにはかなりの根性がないと近づけません。もう初詣の明治神宮状態です。



何とか中がとれたのがこれです。外側だけ修復して中はそのままのようです。







2008年7月12日土曜日

結婚式

7月9日からがこちらでは結婚シーズン。なんでもそれまでは星の巡り合わせが悪く結婚式を挙げてはいけないという期間が数か月あったらしく待ち構えたように一斉に結婚式が始まるという新聞記事がありました。 今日は金曜日、でも久しぶりに早めに寝ようと10時過ぎにベッドのある部屋に行くとなんだか外が騒がしい。祭りのようです。これは寝ている場合ではない。さっそく着替えてカメラを持って出てみると。結婚式でした。 このお兄ちゃん、写真撮れ撮れとせがんで完全に金曜日フィーバー状態です。 近くに行くともう狂乱状態、大きな拡声器の車が先頭、大音量で音楽を流しそのすぐ後ろで恍惚状態となって踊る一段、そのまた後ろに白馬の馬車に乗った花婿がいます。この暑いのにあのかっこうは結構大変だ、というのが第一印象。 しばらくすると小さな路地を進みます。小さな路地の上から住民総出で見物。曲がり角で止まって踊り狂います。 どうやら目的の花嫁の家に到着。美容院のようです。髪結いの亭主になるのかこいつ!? でも迎える花嫁側の女性軍団もそうそうたるもの。これは花婿には大変なプレッシャーでしょう。 行列の後ろにはちゃんと発電車があってものすごい騒音です。これがあるおかげで花婿は強烈な光に包まれた馬車と周りから追いかける大型蛍光灯に包まれて登場するわけです。 でもなぜかこの大きな蛍光灯を持っているのは小さな子供。小学生2年くらいでしょうか。私の前で一人が途中で重さに耐えきれなくなって泣きながら崩れそうになっていました。親方のような大人が来て”もういいぞ”と近くに下ろさせたとたん崩れ落ちるように倒れこみました。

2008年7月11日金曜日

メヘンディー

先週日本に帰っていました。デリー空港から市内へ帰る途中信号待ちで停車したときにふと隣を見るとオートリキシャに乗っていいる女性の腕に化粧が。一瞬やけどをしているのかと勘違いしてしまいました。あっという間だったので良く撮れていませんが手の甲まで化粧がしてあります。メヘンディーというものらしいです。

近くのマーケットで売り込んでいるのを見たことはありますが実際にしているのを見たのは初めてです。二日目くらいが一番鮮やかで二週間ほどで消えるとのことです。これは少し時間がたっているのかも知れません。