2009年4月18日土曜日

世界最大の総選挙

インドは世界最大の民主主義国家。人口数では中国に次いで二番ですが中国が一人っ子政策を取っているのに対してこちらは生み放題。中国で総選挙が行われるのが早いか、インドの人口が中国を超すのが早いか、誰も予測はつかないでしょう。

有権者数は七億一千四百万。広い国土なので地域別に五回に分けて投票を行います。その第一回目が4月16日(木曜日)に行われました。5月13日まで毎週一回のペースで行われて結果は5月16日開票という長丁場です。投票日はほとんどが木曜日。なぜかというと土日は酔っぱらってしまう、月曜日は二日酔い、金曜日はもう休みのことで選挙どころではない、だから水曜日か木曜日なのだという人がいますが真偽のほどはわかりません。

ちなみにノイダのあるウッタルプラデシュ州の人口は一億六千万人、ということは日本全体より多い、全国投票がどれだけ大変なことかわかるような気がします。中国で選挙をやれと言ってもとてもすぐにはできないでしょう。

新聞に出ていた政党の解説が下の写真。とにかくいっぱいある!しかも政党名はアルファベットの略字でINC、BJP、BSP、SP、NCP、CPI、CPM、SHS、TDP、JD.......なんて言うので全くわからない!


面白いのは文盲率が高いので(農村部の女性は3割から4割とか)各政党がシンボルマークを持っていてこれを目印に投票するのですがそのマークに象、はすの花はわかるとしても時計、メガネ、自転車なんていうのがあります。なんでかな?
http://www.indian-elections.com/candidates/party-election-symbols.html

大使館からは例によって選挙中はむやみに人の集まる所に近づかない、という注意情報が。パキスタンから女性自爆テロリストが侵入をたくらんでいるなどという物騒な記事が新聞に出ています。

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