2011年3月25日金曜日

バンガロールの新聞記事

こちらインドもトップ記事は日本の地震ではなくなりましたが本日のバンガロールミラーというタブロイド新聞が1ページを使い日本人の地震に対する対応を評価しています。

題名は"Dignity amidst ruins (廃墟の中の威厳)"

倒れた本棚に足首を挟まれた老女性が救助に来た人に言ったこと。迷惑をかけたとお詫び、そしてもっと先に助ける被害者がいるのではないかという質問。

日本人の冷静さと回復力を示す実話としてこの後7つの話を紹介

苦痛に耐える
東京へ向かう飛行機の中で50過ぎのビジネスマンが周りの(外国人)乗客へ日本に到着後の計画について気遣ったアドバイス。9時間のフライトの最後になって自分は見つからないかもしれない親族を探しに行くことをうちあけた。

心の持ち方
450人の学校の生徒が地震の後の点呼中津波が来るのを見て一斉に避難。学校は完全に倒壊したが全員助かった。教師の家は無事だったが家に帰らず生徒と避難所で夜を過した。

小さな慈悲
気仙沼市のある地域で津波のため300人が死亡。買い物にいく途中の車の中で津波に会い亡くなってしまった両親を見つけ出した男性が「自分はまだ幸運。両親をちゃんと弔うことができる。多くの人が死体すら見つかっていないのだから」と語った。

押したりしない
東京で電車が止まっても乗客は秩序を持って順番を辛抱強く待つ。電車に乗ったら静かに携帯で情報をさがしている。「押し合いするのは行儀がよくない。そんなことしても何にもならない」とある乗客は言った。

助け合い
食料、水、電気が足りない中、進んで皆が節電。東京大学で教えているアメリカ人が「自分の家を提供している人や二本の水の一本を困っている人に差し出している人がいる」と話した。

礼儀優先
カナダのジャーナリストが空港の出発ロビーで丼を頼んだが食べる時間もなく搭乗しなければならなかった。飛行機のドアが閉まる直前ビニール袋に入った丼が機内にとどけられた。持ってきた女性は「コーヒーもいりましたか?」と訪ねた。

青信号を待つ
BBCのレポータは地震の数時間後、車が全くいなくなった東京の通りで青信号になるのをじっと待っている日本人を見た。他のレポータはスーパーで”奇妙”な光景に出会った。スーパーで全く混乱や争いがない。警官が出てくる必要もない。

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