6時前に公園に行くとガードに制止されました。”おいおい、7時からフェスティバルなんじゃないの?どうして入れてくれないの?”と新聞を見せてもとにかく”だめ”の一点張り。どうやら5時半で公園は閉まったから開演近くになったらもう一回来いということらしい。
どうしようかと迷っていると中からオートバイに乗ったお兄ちゃんが看板を持ってやってきます。看板には”舞踊フェスティバルこちら”と書いてあってそれを公園の入口に設置。これを見たわれわれの前にいた普段私が街中で歩いているところを決してお目にかかることができない上品そうな一家が中に突入。ガードは制止するそぶりなし。こうなればこちらも後に続いて強硬突入。時節柄いつ後ろから銃弾が飛んでくるかとひやひやしていましたが無事通過。
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しばらく行くと会場が見えてきます。デリー市の後援があるだけあって入口には立派なパンフレットが置いてあります。
強硬突破の甲斐あってほぼ二番目か三番目の到着。前があいていて一段高くなっているところに席を確保。だんだん夕闇が迫っていい感じです。最初はガラガラでしたが開演前にはたくさんの人が立ち見です。
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こちらでは何か始めるときにこうやって油に火をつけます。この人たちはVIP。
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いよいよ開始。空にはくっきりと月が。後ろのほうにはデリー空港に到着する飛行機の明かりが数分おきに見えます。
今夜の演目はBharatanatyamといってチェンナイの踊り。デリーではなく南のほうの踊りです。
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8時15分終了との案内でしたが終わったのは8時45分頃。とにかく広い公園、近所に住人がいるわけでもなく別に迷惑がかかるわけではないから終りの時間なんかどうでもいいじゃないですか。
このフェスティバル15日まで毎晩続きます。日中はまだ35度まで上がりますが夜になると涼しくて気持ちいい気候、きれいな月をバックに”テケテケドン、タ、テケテケタカタカ”(添付動画ファイルで音楽を聴いてください)というインド古典音楽を聴きながら舞踊が見れる。
”これでビールが飲めれば!”と思いますがこちらは公共の場での飲酒はご法度。ペットボトルの水をちびちびやるしかありません。
帰りに入口を見るとろうそくがいっぱい!上を見ると北京では決して見ることができないきれいな月!
とてもいい催しものでしたがそれにしてもPRが足りない。でも考えてみると無差別なPRなんてものはしないというのがこちらの流儀かもしれません。ここにきている人たちの多くは今私が住んでいる地域の人たちとは、カーストというわけではないですが、明らかにクラスが違う。
わかっている人たちだけが来ればいい、そういう人にはインターネットでもなく、新聞でもなく、きっと通達される何らか別の仕組みがあるのでしょう。入口で配られた豪華パンフレットなどというものはどこにも置いてあるのを見たことがない。万人に対してPRをする必要はないということなのだと思います。
3 件のコメント:
すばらしいイベントがあるんですねえ。
そういえば、シタールは上達しましたか?
北京の月
・・・これならどうかな?
http://beijingtri.spaces.live.com/blog/cns!D9B671516D64E797!2929.entry
kappa-san,こんな素敵な催し物をただで見れるとは感激です。ほんとは外人100ルピーの入園料を払わなければいけなかったのかもしれませんが強行突破したもので。シタールは着々とやってます。自己満足の極致です。
beijingtriさん。ここは私も自転車でよく行きました。南風が吹くとタコを挙げている人がいてほんとうに見えないくらい遠くまで上がる。でもこんな月はめったに見れませんね。写真も素晴らしいの一言です。大判で印刷してインドの部屋に飾りたい!(半分おねだり)
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