デリーでは雨期が終わったらしくそれまで降り続いていた雨はぴたりとやんで毎日ほぼ快晴の日々が続いています。気温は32~33度ですがからっとしていて風が吹けば非常に快適な気候です。
前から歩いてみたいと思っていたコンノートプレースというデリー中心の繁華街に行ってみました。東京でいえば銀座、北京でいえば王府井というところでしょうか。9月13日に連続爆弾テロが付近であり死者がかなり出ました。こちらの地元の人は”CP”と略して言うので最初は何の事だか分りませんでした。
で、外国人が多い繁華街にいるのが地図売り。じつはインドの地図が欲しくていろんな本屋を回ったのですが全インドの詳しい地図帳というものがどうしても見つかりません。あるのはA2くらいの一枚もの。これだと字が小さくてこちらの暗い部屋の中ではほとんど判読不能。壁掛け地図も本屋で探したのですがこれがまた売っていない。どうやら道端の怪しいお兄ちゃんの専売品となっているようです。
コンノートプレースにもこの地図売りのお兄ちゃんがいっぱい。そのうちの一人にいくら?と聞くと
”350ルピー”と来ました。市内どこでも売ってるのが分かっているのでここで買わなくても全然かまわない強み、
”50なら買う、それ以外ならいらない”というと
”いやいや350”と全く強気。きっと日本人相手においしい商売をいっぱいやったに違いない。
”じゃあいいよ”とあっさり立ち去ると、、、、やはり後ろのほうから
”おーい、いくらなら買う?”という声が。
”だから50っていってるでしょ”というと
”200でどうだ”
”だから50だってば”
”本当の値段を言ってくれないか?”
”だから私は最初から50って行ってるでしょ、ファイナルアンサー!(と実際は言わなかったけど)”
”うーん100でどうだ”
”ほら駐車場に着いたから俺は帰るよ。じゃあね”とこの間ほぼ50メーターくらい歩きながらの会話です。
”わかった。物を確認しろ”とついにあきらめた様子。ふたりで現品確認(これが非常に重要)。この間も世界地図はいらないのかと売り込み。そんなものは要らんは。
”ひとつだけか?”と聞かれたので脳裏に会社と自宅と二つという考えがよぎったのですが、以前のたくさん買うと高くなる不思議インド商売の経験があるのでひとつと言って50ルピー払うと、
”もう、10くれないか?” なんと往生際が悪い!!
”50だ”と無視して車に乗り込みました。
教訓:50でも高かったかもしれない。言い値の1/10の法則が成り立つのか?
これが大きくて見やすい全インドの地図。やはり国が広いのでこの大きさでないといきなり"***州の###"でと言われても分かりません。
おまけ;
この日も市内南部の下町のようなところで爆弾テロがあり死者が出ています。どうも土曜日は爆弾日和のようです。でも買い物には出ないと暮らしていけないし。”できるだけ人の集まるところにはいかないようにしましょう’なんてそりゃ大使館員はそれで暮らしていけるでしょうけどね。
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